セルフヒーリングの方法
セルフヒーリングの方法
セルフヒーリングにあたっての、決ったルールはありません。夜寝る前に布団やベッドに横になってしてもよいし、通勤電車の中で吊革に捕まりながらでもよいのです。時間帯も自分の都合に合わせればよいでしょう。ヒーリングの時間は基本的に五分ですが、それが苦痛であれば一〜三分でも結構です。自分が最もリラックスできる時間と姿勢を選び、痛んだり、疲れたりしている箇所に手を当てるだけでいいのです。 ここでは基本になる一二のポジションを紹介しておきますが、初めのうちは、あまりとらわれずに、好きな所に当ててみて下さい。手を当てるときに、手のあたたかさを感じながら手を当てた身体の部位に感謝の気持ちを伝えるようつもりで行うと、より効果が高まるでしょう。
■ハンドヒーリングの基本一二ポジション
この一二のポジションは、一般的にはレイキのファースト・ディグリーを受けてから行うものですが、アチューメントを受ける前でもそれなりの効果を発揮しますので、実践してみて下さい。それぞれのポイントごとに、癒しを受ける身体の部位と、心理的な効果が違ってきます。
(H=ヘッド、F=フロント、B=バックの意。また図版の中で、二−(2)、三−(2)とあるのは、別のやり方です)
- (1)頭(H)1:両目、額、鼻の両側、歯、顎
- 効果/リラックス、集中力の向上、ストレスや恐怖心、疲れ目の解消、歯、
- 顎の痛みの解消
- (2)頭(H)2:脳
- 効果/右脳と左脳の同調、記憶力の増進、知的能力の向上
- (3)頭(H)3:後頭部、小脳、脊髄
- 効果/深いやすらぎ、血流の促進、疲れ目の解消
- (4)頭(H)4:扁桃腺、甲状腺、喉頭
- 効果/自己表現、自信、喜び、安全であること
- (5)身体前部(F)1:心臓、肺、血液の循環
- 効果/愛情、信頼、調和
- (6)身体前部(F)2:肝臓、胃、胆嚢、脾臓
- 効果/ストレス、恐怖心の原因の解消、健康の回復と増進
- (7)身体前部(F)3:肝臓下部、膵臓、脾臓、みぞおち
- 効果/自信、力強さ、ストレスと恐怖心の原因の解消
- (8)身体前部(F)4:大腸、小腸、膀胱、卵巣、子宮、前立腺
- 効果/創造性の向上、順応性、幸福な性生活
- (9)身体後部(B)1:背骨、首
- 効果/リラックス、安定性、平静さ、ストレスの減少
- (10)身体後部(B)2:F2と同じ
(11)身体後部(B)3:腎臓、F3と同じ
(12)身体後部(B)4:尾てい骨、F4と同じ
■その他の注意事項
- 手をあてるとき、五本の指は自然に揃えます。指と指の間が離れすぎていると、
- そこからエネルギーが洩れてしまうことがあるので注意してください。
- F、B各ポジションとも、接触は身体の中央で行います。特にBは身体の中央で
- 接触させるようにします。
- 自己ヒーリングでBの2の箇所にどうしても手が届きにくい人は、手の甲を当て
- ても構いません。手の甲からもエネルギーは出ています。また両手を同時では
- なく片手ずつでも構いません。くれぐれも無理はしないでください。
- 同じように、身体の大きな人がFとBを行う場合、基本ポジションだけでは間隔
- があきすぎてしまうことがあります。物足りない感じがあったら、臨機応変に、
- 手を当てる箇所を増やしてください。
■エキストラ・ポジション
一二ポジション以外に、効果の高いハンドポジションです
- 額と後頭部を同時に触る(コズミック・プラグ)精神的に落ち込んでいるとき、
- 頭の痛みや疲れを感じているときに効果があります。胸と背中を両手で挟むように触れる
- 気持ちが動転しているとき、不安や恐怖、寂しさを感じているときなどに有効です。
- お腹(丹田)、両足(足の甲)、両膝の三か所 これはグランディング(地に足をつけること)といって、落ちつきがなかったり、浮足 立って「心ここにあらず」という状態のときに用います。冷静に物事を判断したり、自
分のエネルギーと宇宙的なエネルギーのバランスを取るためにも役立ちます。
- お腹、両 膝、両足の順にふれてください。具体的に特に調子の悪い箇所がある場合には、改善したい部分とその周辺に手を置き、症状によっては、五分以上行います。
- 痛みが特定部分に出ていても、根本原因が違う場所にある場合もあります。その場合は原因と思われる箇所を重点的にヒーリングします。原因がわからない場合は、「〜の痛みの原因よなくなれ!」と心の中や口に出して唱えながら行うと良いでしょう。緊急対処法(応急処置法)
基本は、両手で全身を側面から挟みます。
- ポジション(1)なら額と後頭部、(2)なら喉と首筋の後ろ、(3)は胸と背中、胸の後ろ、(4)はみぞおちとおぞおちの後ろ、(5)なら下腹部と下腹部の後ろです。
- その他 首の後ろ、延髄の部分、肺とその下の内臓部分など。