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★レイキ体験談−治療師・医療従事者の立場から−その1 (H・Tさん/ 整体師) ■痛みの体験が、私をレイキに引き合わせてくれた 私が、気の世界や、宇宙エネルギー、ヒーリング等に興味を持つようになったのは、つい一〇年ほど前のことです。当時、運送会社で働いていたのですが、ある日無理な姿勢での作業が元でギックリ腰になってしまいました。階段から転げ落ち、病院に運ばれて一〇センチも腰椎を切除しなければならなくなったんです。術後も骨盤の歪みや、毛細血管を切られてしまったため、激しい運動ができないなどの後遺症が残りました。ところが会社は、「ぎっくり腰なんか家にいたってなるだろう」と労災の認定を最後まで拒否したんです。 社員の身の安全より、自己の保身を考える会社の冷たい対応にショックを受け、自分の体は自分で守らなくてはと痛感。同じような目に合っている人を救ってあげたいと、プロの整体師を目指すことを決意しました。結局、会社のほうは、退院の一年後、勉強に時間を割くことを理由に退職。八年前に開業できるだけの技術を得て、パートの傍ら、土日に口コミで訪れた患者さんを毎回五〜六人ずつ診てあげていました。特に宣伝活動はしなかったんですが、それなりに評判はよかったんです。でも、整体を続けているうちに、だんだんと、“気”の存在を身近に感じるようになり、同時に、治療師としての能力を高めたいとの欲求が強くなってきていました。 そんなとき、本がきっかけでレイキを知り、「これだ!」と思い、飛びつくようにレイキセミナーに申し込みました。 ■サードディグリーで、羊水の中に浮かぶ胎児の映像を見た 参加してまず驚いたのは、全体の雰囲気がなごやかで、皆、初めて会ったのに、以前からの知り合いであるかのように打ち解けていたことです。リラックスして臨めたせいか、ファーストからサードのアチューンメントでは、ブラックホールや天の川、土星などの天体のイメージや、大きな目玉、チベット寺院の山門など、いろいろなビジョンがあらわれては消えてゆきました。 最も感動したのは、サードディグリーの最後のアチューンメントで、紫色の羊水の中に浮かぶ胎児の姿が眼前のスクリーンいっぱいにあらわれたことです。直観的に「ああ、これは私の生まれ変わりなのだ」と思い、涙が出そうになりました。職業柄、自宅に戻った翌日、すぐに効果を試そうと、まず、お隣の熊本県に住む知り合いの女性に遠隔治療を実践しました。冷え性がひどくて夏でも靴下を履いているような方だったんですが、「今からエネルギーを送るから」と断ってから始めて、三〇分ほどで、「大腿部のほうまでズーッと熱くなってきてびっくりした」という連絡をいただくことができました。 ■「レイキでうつ病を何とかしてくれ」との依頼が舞い込む その後は躊躇なく、腰痛や肩凝り、座骨神経痛などで治療を受けに来て下さる人たち全員に、レイキヒーリンクをしてあげるようになりました。皆さん私を信頼して下さっている方ばかりで抵抗はありませんでした。整体だけの時は治療時間はだいたい三〜四〇分でしたが、今は一時間から長い人になると一時間半はかけています。 腰痛の方なら先にまず腰を中心に整体を施し、それからレイキの一二ポジションをすべて行うのですが、悪い部分は自然と私の手が他の場所よりも熱くなってくるので、特に念入りにやっています。「気持ちがいい」といって、ほとんどの方が、レイキを初めて五分もしないうちにイビキをかきはじめています。 「平岡のところは、よそではやらない気持ちいいコトをやってるらしい」(笑)と評判が広がったせいか、最近「息子のうつ病を何とかしてほしい」といった相談を持ちかけられました。これは私も初めての経験で一瞬戸惑ったのですが、心の病に有効な第二のシンボルが良いだろうと思い、心を開いてくれるように念じながら名前を唱え、第二、第一シンボルをかけて、二一日間連続で遠隔治療を施しました。劇的な変化とまではいいませんが、先日「息子の顔色の血色がよくなった」との連絡をいただきました。レイキの可能性の深さに感嘆しつつ、忙しいながらも充実した日々を送っています。 レイキは、ヒーリー(治療を受ける側)にだけでなく、ヒーラーにも様々なメリットのある点が素晴らしいと思います。私自身、以前は自分の後遺症を、運動療法などでカバーしながら治療をしていたため、土日に限定していてもしんどい時がありました。しかし、レイキを取り入れるようになってからは、セルフヒーリングをさぼってしまった日でも、ものすごくリラックスして治療に望めるようになりました。ある患者さんは、「治療している間、先生の体が黄金色に包まれている」と話してくださっています。どうやら私にとっては、治療行為そのものがセルフヒーリングになっているようです。私の周囲には、まだまだ善くしてあげたい患者さんがいっぱいいます。今後もヒーリング能力の向上に磨きをかけ、いずれはレイキティーチャーとなって、九州にレイキを普及させる一役を担いたいと思っています。 ★レイキ体験談−治療師・医療従事者の立場から−その○ (石川県 大野洋治郎さん 五五歳/歯科医) ■患者さんと『気』が溶け合うようになった レイキを学んで一番よかったのは、診療の流れや、患者さんとの対話、交流が、以前よりずっとスムーズに運ぶようになったことでしょう。私たち歯科医は日々、患者さんの顔に接近し、口腔内(口の中)に直接手をさしいれて仕事をしています。私たちの気が直に患者さんに触れるわけですから、ちょっと優しい気持ちを持ってあてがってあげるだけで、患者さんの落ちつきがまったく違ってきます。 歯医者さんで、恐怖心や不安な想いを抱いた人は多いと思いますが、たとえば、怖がって体をこわばらせている人には、ほっぺたを両手で優しく挟んであげてから口に手を入れるとか、やり方はいろいろです。治療行為は結局、異なったエネルギーを持った人と人との接触ですから、治療する側が、受け身である患者さんとなるべくひとつに溶け合うように、「気」を配り、常に心の状態を調整しないといけません。 ■「レイキの手」で患者さんを優しく包んであげたい もちろん、いつも心を安定した状態に保つには、それなりの訓練が必要になってきます。私は、前から自分の人間性や霊性の向上−といったことに興味があり、いろいろな会に参加し、勉強を続けてきていました。特に意識エネルギーを整えることで、難病を克服できるという、宮崎雅敬先生の『高次元医学』という考え方につよくひかれました。けれども、心の一方では、まだまだ何かが足りないと感じていました。書物を読んだり、人の話を聞いてわかったつもりでいても、人生の大半を過ごす職場での実践が、なかなか追いつかなかったからです。自分の波動を高めるとともに、医療に携わる者として、患者さんをできるだけ和ませ、癒しを与えてあげるにはどうするべきか…。そう求めていたとき、人と人との触れ合いをベースにするレイキに出会ったのです。内面的なゆとりが芽生えたのか、アチューンメントでは母胎内で生かされている自分を感じ、宇宙と自分が一体化しているのを間近に感じ取ることができました。なによりも、レイキを習得し、自分の手が、生命エネルギーの迸り出る「レイキの手」となったことで、患者さんを、愛と優しさで包み込むことができるようになったのが、一番の収穫でした。 ■毎朝治療室全体に念入りにシンボルをかける 基本的に、私の使命は、レイキで得た宇宙エネルギーの素晴らしさを、歯科治療を通して、患者さんと分かち合うことだと思ってるんです。 だから、他人への直接的なハンドヒーリングはあまりやっていません。その代わり、宇宙エネルギーとつながりやすい場にしようと、治療室の浄化を毎朝徹底的に行っています。診療は九時からなんですが、七時には自室から治療室に降りて、まず正確な東西南北の方角に、第四−第三−第二−第一の順で、シンボル(マントラ)をそれぞれ四つずつかけて、「結界」をつくります。 次に天井にむかって、やはり、同じように四つのシンボル(マントラ)をかけます。この時は、自分が空中に浮かび、屋根の上から建物全体を見下ろしながら行うようにイメージしています。これはサードディグリーを受けてから、毎日欠かさずやっています。 虫歯治療も人によって治療の難しさがかなり違うんですが、難しいパターンのときには、治療中にシンボルを強くイメージして臨むと、スムーズに治療が運び、患者さんにも長い間痛い思いをさせなくてすんでいます。気休めだと思う人もいるかもしれませんが、その「気を休め」ることこそが今、大事なんじゃないでしょうか。今、自然治癒力の大切さが叫ばれてますが、歯科医師会に属する歯科医師の中にも、波動や気を取り入れた診療を研究するグループが出てきています。全体としては、まだまだ少数派ですが、いろんな意味で、現代医療が転換期にあることは確かだと思います。微力ながらレイキで受け取った素晴らしい恩恵を生かし、人間中心の医療が早く実現するよう、これからもささやかな試みを続けていきたいと思っています。 ★レイキ体験談−治療師・医療従事者の立場から−その3 (K・Kさん/看護婦) ■息子の有名校合格、主人の収入アップ−願いが次々に叶ってしまった レイキをサードまで修了して先ずしたことは、ヒーリングではなく、「息子が国立大学の付属小学校に後合格するように」とか、共稼ぎしている主人の仕事がうまくいって、収入がアップするように−といった現実的なお願いばかりでした。 ちょっとムシがよすぎるかな、とも思ったんですけど、レイキを受けると何もしなくても幸運が続くことがあると聞いてたので、ためらわずやってみました。 まず六歳になる息子の受験には、レイキボックスという、願い事を入れておく箱を作り、「一次試験が通るように」「二次試験がうまくいくように」と紙に書いて入れ、言葉で念じながら、毎日そこに第四、第三、第二、第一の順番でシンボルを当てました。 一次試験は抽選だったんですが、そのクジは私が引くことになっていました。クジに通らないと受験資格が得られないので、必死でやりました。結局、模擬試験での合格可能性が三十%だったにも係わらず、合格したんです。 主人のほうには、朝起きてすぐと寝る前に、「健康で仕事ができるように」と、遠隔でパワーを送りました。やり方は、主人の姿をイメージして、3、2、1の順番でシンボルをそこに被せました。主人は個人で貿易商をしているんですが、円高で仕事がだめになって、当時、上海に出稼ぎに行ってたんです。収入も滞る状態が続いていました。過労気味だったので、まず、健康で仕事がうまくいくように念じたんです。すると、不思議なことに、二週間ほどして「仕事がちょっとうまくいきそうだから」と言って、まとまったお金を送金してくれ、一ヵ月後には、私のほうの収入を抜いてもまともな生活が遅れる額が入ってくるようになりました。 ■病院の患者さんが、元気になるように遠隔ヒーリングをする 今でも、週に何日かは近所の病院で夜勤の看護婦をしてるんですが、この体験があってから、看護婦仲間にも、レイキのすごさを話してあげることが多くなりました。ただ、周りの眼もあるので、現場でひとりの患者さんにずーっとはりついて、レイキをすることは出来ません。宿直室でときどき、その日特に状態が悪そうな患者さんに対して、回復するようにイメージしながら遠隔ヒーリングをします。 予めわかっている場合には、病院に着くまでの電車の中で、その人の姿をミニチュア化し、掌に包んでエネルギーを送ることもあります。統計的なものは出せていませんが、そうした遠隔ヒーリングをした日は、いつもはボケのせいで夜中に必ず徘徊する人が、おとなしくしていたり、普段より状態がよくなっています。本音をいえば、もっともっと病院内でレイキを試してみたいんですが、合理化で人が少なくなったせいか、忙しさに追われて思うようにはできないのが現状です。これからも、私にたくさんの幸せを与えてくれたレイキを、可能な限り、日常生活に取り入れてゆきたいと思っています。 ★レイキ体験談−治療師・医療従事者の立場から−その4 (K・Yさん/ 柔道整復師・接骨師) ■アチューンメントでは全身の痛みに襲われた 昨年からインターンとして接骨医に勤務し、患者さんに低周波治療のほかマッサージをしてあげていたんですが、毎日人の身体に直接ふれていながら、漠然と、自分が手から出す氣のレベルにムラがあるのでは? と感じていました。 そんなとき、創工の自分探しセミナー(エクセレントコース)での休憩中、レイキマラソンを体験する機会があり「いったいこれは何だ!」と興味を覚え、成り行きで説明会へ参加することに…。内心、ヤバイ世界なんじゃないかと不安はあったものの、初めて受けたアチューンメントで強い光をかいま見て、直観的に「これは、今俺が必要としているものに違いない」と納得しました。ところが、初めの二日間のレイキセミナーのうち、最初、何回かのアチューンメントは痛みとの闘いでした。目、鼻、口、顎、頬、腹、腰、ふくらはぎなど、それこそ全身がガクガクと震えるほどすさまじいものでした。 それが、三回、四回と受けるうちに少しずつ痛みが取れてゆき、終わり頃には、すっかり消えてしまいました。私は蓄膿症以外にこれという病気の覚えがなく、初めは不思議に思ったんですが、後でこの時の症状は、過去にひきずっていた心の痛みやネガティブな思いが、痛みとして現れたのだと理解しました。子供のころ訳もなく人に苛められていたせいで、以前は人と接するのが大嫌いだったんです。すでに自分の中ではほとんど解決していたものが、レイキの光によって完全に浄化されたようです。 ■医療の現場でさっそくレイキを試してみる その後、ちょうど頃合いよく接骨医での勤務が始まり、「自分の手がレイキの手になっている」ことを試したくてウズウズしていた私は、治療の現場にレイキを採り入れ始めました。 といっても、医師や看護婦さんの手前上、おおっぴらには出来ません。マッサージの時に、傷が早く治るように念じながら頭でシンボルを描いたり、シップを貼るときに、患部に調和をもたらす第一シンボルをかけたりといった程度。 それでも効き目がよくなっているようで、レイキの効果に驚いています。一人あたり、一〇分から一五分くらいしか診てあげられないんですが、手を当てているだけで患者さんの痛いところがわかり、無理無駄のないマッサージができるようになりました。 二か月ほどして受けたサードディグリーでは、前回とガラッと変わり鮮やかな光を次々に体感でき、自分自身の気のレベルが確実に向上していることがわかりました。特に、紫色のピンポン玉状の光が入ってきたときは、プロの治療師として、「ティーチャーコースを受けるべきだ」とのメッセージを受け取りました。 そこで、レイキセミナーに頻繁に顔を出して自分からアンケート用紙を配り、ヒーリングを必要としている人を募りました。半年後、お陰で無事、レイキティーチャーになることができました。 ■レイキは今世紀最大の遊びである? さて、ここまでは幾分真面目なことを書いてきましたが、私の個人的な解釈では、レイキは今世紀最後の“遊び”じゃないかと思っています。害がなくて、誰でも手軽に習得でき、楽しみながら、健康や幸せになることができる特別の遊び−。そう考えてやったほうが、却って飛躍的な進歩があるんじゃないでしょうか。 画期的なヒーリングテクニック、精神的なエネルギーの活性法という部分ももちろんあるでしょうけれど、あまり高い位置に置いてレイキを崇めちゃうと、見返りを求めたり、我を忘れてすがり始める人が出てきてしまう。それよりも、当たったらラッキーだけど、外れたらしょうがないな−という遊び感覚、もっと軽いノリでレイキを活用したほうが、結局何でもうまくいくような気がするんです。 私自身、治療時に使う他にも、朝起きて、シンボルを飲む水や植物にかけたり、家全体を光で包んだり、燃費をよくしようと車にかけたりしていますが、お呪い程度の気持ちでやっています。どうでもいいと思ってやれというのではありません。レイキやハンドパワーを、宗教的な修行っぽい枠に押し込めてしまわないで欲しいと思うのです。 ■メンタルアプローチのできる治療のスペシャリストになりたい 私は現在二二歳ですが、一〇年後をメドに開業し、看板を出そうと思っています。本来の接骨、マッサージに加えて、レイキやアロマテラピー、音楽療法、カウンセリングなどを採り入れた総合的な治療院にしたいと考えています。 ストレス社会は、まだここ当分続くでしょうから、今後はメンタルアプローチができないと話しになりません。身体の治療だけでは片手落ちなのです。自分の体験から、レイキのエネルギーが心と身体の双方に作用することがわかりました。まだまだ非力な私ですが、この体験をもっともっと発展させ、総合的に人間を診ることのできる、本当の治療のスペシャリストを目指して、頑張りたいと思っています。最後に、これを読み、興味を持っていただいた医療関係者の方がいらしたら、一度ご連絡下さい。是非とも情報交換をしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ★レイキ体験談−治療師・医療従事者の立場から−その5 (I・Sさん/外科医 日本ホリスティック医学協会会員) ■なぜ医者の私がレイキを受けたのか? 現在、大学病院に所属しながら週に二度、外科医として労災病院に勤務しています。医者になって今年で九年になりますが、数年前から、病院勤務の合間に、健康食品を用いた食事療法から、呼吸法、ヒーリング、波動まで、あらゆる代替療法や民間療法の情報収集を続けてきました。 医学生時代には、東洋医学の研究をしている人たちのことを、どちらかといえば胡散臭げに見ていたほうだったんですが、現場で「手術をしても治らない」「現代医学の方法論に則って処置をしたのに、却って悪くなってしまった」といった事実を目の当たりにするうち、今の医学のやり方に疑問を感じるようになっていたんです。 ところが、あとでお話するような事情から、患者さんの本位の医学について知識や経験を深めたくとも、その道筋や具体的方法を見いだせず、悩んでいました。 そうしたなか、保坂先生のレイキの本を読んで、とても元気が湧いてきました。と同時に、ハンドヒーリングがすぐれた代替療法のひとつであることを知り、是非とも体験してみたいと思い立ったんです。 ■医学を学ぶティーチャーがいて心強かった 当日は、妻と一緒にファーストとセカンドに連続参加させていただきました。元々あまり敏感なほうではなく健康体でもあったので、光が見えたり、病気が治ったりという劇的体験は得ていません。しかし、深いリラックスを感じ、浄化期間であるセミナー終了後の二一日間に一二ポジションを実践した時は、普段よりよく眠れました。 何より、自分自身が力まなくても、身体の中をただ自然の力が流れていくようにすればいい−というところが気に入りました。遠隔ヒーリングについても、以前、忍田光先生に、なかなかよくならない自分の患者さんの回復や、父親の糖尿病の軽減をお願いして、実際にやっていただいたことがありましたから、まったく抵抗はありませんでした。この他、印象的だったのは、当日アチューンメントを担当していたレイキティーチャーの中に、医学部の現役の学生さんがいたことです。同志を得た思いですごく嬉しく、また心強く思いました。 ■本当のことを言えない、医学界からの飛躍を決意 人間の身体のことは、まだまだ科学でわからないことのほうが多いわけですから、個人的には、患者さんの症状に合わせて、食事療法や気功、レイキなど使ってもいいと思うんです。しかし、医者の世界では、たとえ「患者さんのためにこうしたほうがいい」と思っても、今の医学から外れたことを容易に口に出しにくい構造があります。 完全なタテ社会、ピラミッド社会で、きっちりとした年功序列があり、目上の人間(講師や教授など)にもの申すのは論外ですし、同僚との議論もはばかれます。たとえば民間療法の本を持ち歩いているだけでも「ええ!こんなの読んでるの?」といった具合です。 若い医者の大半が、昼間は患者さんを診ながら夜は研究論文の執筆に勤しみ、上の位をめざしているからで、現代医学に疑問を挟むということは、サラリーマン社会にたとえていえば、出世をあきらめ世捨て人になるように見られてしまうんですね。そんな中に身を置きながら、いったい自分は医者として、今後どのように患者さんに対処していけばよいのか…。以前、日本ホリスティック医学協会の藤波会長にそのへんの疑問をぶつけてみたところ「まず一人一人が変わっていくしかないんだ」とのことでした。 そこで、考えたあげく、九年目に入るのを機に、一度自分の信じる世界に飛び込んでみようと、大学病院を止めることを決意しました。ある自然食品メーカーの嘱託医となる話がほぼ決まっています。 代替医療の実践度からいえば、日本はアメリカより一〇年遅れているといわれていますから、まずそこを取っかかりにして、患者さん主体の医療を広めてゆくよう努力してゆきたいと思っています。お金と時間が整えば、そのうちまた、妻と一緒にサードディグリーに参加させていただくつもりでおります。その節はよろしくお願いします。 ★レイキ体験談−治療師・医療従事者の立場から−その6 (F・Mさん/ 鍼灸指圧マッサージ師) ■修行のいらない、レイキに注目 最近は、東洋医学ブームで、鍼灸師や治療師になりたい人が増えているそうですが、一口に治療師といってもレベルは様々です。たとえば私の恩師は、患者さんをチラッと見ただけで、その人の症状や、どこに鍼やお灸をしたらいいかピタリと当ててしまいます。また、中には、学校で習う、経絡診断図にない新しい経絡を、自分で見つけてしまう人もいます。 私も常々、そういう感覚をもっと磨きたいと思っていたんですが、恩師に話たら、『完全に身につけるのに最低で三〇年、長くて五〇年はかかるよ』何て言われてしまって…。 これはいよいよ本格的に修行しないといけないかな、と思っていたときに、レイキを知り、興味を持ちました。保坂先生の本を読んだところ、達人の域に近いレベルまで、比較的短期間に近づけるんじゃないかと思ったからなんです。 ■自分の好転反応から、逆にレイキのすごさを知る 実際にアチューメントを受けてみて驚いたのは、すぐに首と膝の部分が急にずっしりと重くなり、ひどい痛みが走るようになってきたことです。私は今まで三回ムチウチ症を経験していて、レイキセミナーに出る一ヵ月前にも赤信号で後ろの車に追突されたばかりで、恩師から治療を受けていました。おまけに、他の事故の後遺症がぶり返していて、左膝も悪かったんです。 だからすぐ好転反応だとわかったんですが、日頃から患者さんに鍼や指圧をしていても、これだけの好転反応を出すのは簡単なことじゃない。なのに、痛いところに直接触れずティーチャーの方が頭に手を触れただけで、痛みがグーッと浮き上がってきた。しかもセミナーを終えてからは、首の痛みが完全にとれている……。『これはすごい! 今まで私が求めていたのはこれじゃないのか』と思い、戻ってから早速、治療に取り入れてみることにしたんです。 ■治療にレイキを採り入れ始める こう言うと元も子もないようですが、患者さんの中には前々から、「この人はちょっと鍼や指圧には馴染まないかな」という人が何人かいたんです。そういう人に今までの治療と合わせてレイキをしてあげると、非常にいい結果が出ます。たとえば、「他の鍼治療室で膝を診てもらったら、今度は肩が痛くなり、腕が上がらなくなってしまった」という中年の男性に、私のところで初めからレイキオンリーで治療してあげたら、短期間で治りました。 また、胃痛を訴え、何度か通ってきていただいていた女性で、鍼や指圧だと今ひとつしっくりこなかった方に、ひと言お断りしてからレイキをしてあげたところ、経過が大分よくなりました。 いずれの場合も、十二ポジションを全部してあげた後で、今までの鍼治療の診断法に基づき、個々の患者さんに必要な箇所に手を当てています。 指圧を中心に治療していた患者さんからは、「レイキだけだと刺激が弱いのでちょっと物足りない」という声も出ていますが、おおむね好評です。何よりも、まるで私自身が癒されていくような、安らかな気持ちで治療に当たることができるのが最大の収穫です。 ■レイキで心も癒せるのではないか? もうひとつ注目しているのは、これも自分の体験からなんですが、レイキが身体の痛みだけでなく、心の痛みや傷も同時に治療できるのではないかということです。 さきほど首や膝の話をしましたが、その他に、セカンドディグリーで第二シンボルを受けたとき、今度は胸のところに重ったるい感じが出てきて、なぜだかすごく悲しい気持ちになったんです。 そのときは、担当のティーチャーの方から『自分のことを抱きしめられますか』と問われて、咄嗟に『自分のことはあまり好きじゃないんです』と答えてしまいました。後で、「第二シンボルには、古い感情や悪習を改善したり、長年抱えていたトラウマを明るみに出して癒す作用がある」という説明を聞き、「ああ、子供のときの劣等感が胸に詰まっているんだな」とわかったんです。 実は、私は小学校時代、ひどい肥満児で、よくいじめの標的にされていました。そのときの劣等感がぬぐい切れなくて、大人になっても、ときどき対人関係に支障をきたすことがありました。つまり、レイキによって、未だに癒されないでいる心の古傷が、表面に浮かびあがってきたというわけです。 胸の痛みはのちにレイキで治すことができ、同時に心のわだかまりも大分少なくなりました。東洋医学には元々、心と身体は一対で、心の歪みが身体にコリとして出てくるという考え方があります。本来、身体のコリをほぐせば心のほうも治るはずなんですね。たとえば、レイキのエネルギーを流してあげることで、患者さんの心の傷もケアしてあげることができたら、素晴らしいですし、レイキには十分そうした可能性があると思います。 ■レイキはヒーラーに必携の技術 |
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