記憶力・集中力を高める方法
一回一五分開くらい朝晩二回くらいすればいいでしょう。
 四角い枠だけを、または中の円だけ、または枠と円を合わせたものを、などと自由に思い浮かべられるようにしてください。いつでも三〇秒くらい浮かべられるようになるまで練習しましょう。
通勤の時間などをうまく利用するとよいと思います。
 イメージ・スクリーンと呼びますが、映画のスクリーンのような横に細長い粋が、いつもはっきり描けることが大切。
想像訓練 1
 次に行うのは、イメージで単純な図形を描く想像訓練です。
 まず頭の中 − イメージ・スクリーンの中に、四角い枠をイメージします。そして、その中に三角や塁形や六角形などの図形を描き出す訓練をしてください。
 同じく三〇秒くらいはっきりとイメージできるようになるまで練習してください。           
 朝一五分、夜山五分くらいが適当でしょう。このへんまで訓練が進んでくると、記憶力や集中力が高まった感じが少し得られるようになります。
想像訓練 2
 少しずつ進歩させていきましょう。
 今度は、枠の中に図形を描き、さらにその中に色をイメージします。
 図形は想像訓練川で描いた三角形、星形などで結構です。色ははじめのうちは自分の好きな色を浮かべてください。その色が出るようになったら、赤↓録↓青などと変えていってください。
 同じく三〇秒くらい自在に描けるようになるまで練習してください。
 想像訓練 3
 さて、イメージ強化訓練の最後の仕上げです。イメージ・スクリーンの中に、
●電車の窓から目にした風景
●電車の中づり広告のアイドルの写真                    
●テレビに映ったアイドルの姿などを再現でさるように訓練します。
 二〇〜三〇秒くらい見つめて−見つめられないものは瞬間的に一べつするだけでいい−その情景や姿を再現するようにしてください。屑に力を入れず、楽しみながら練習してください。ここまで訓練が進めば、あなたの記憶力や集中力はかなり強まったといえるでしょう。ここまではイメージ・コントロール法に入る前のウォーミングアップの段階です。

 記憶力や集中力のない人など存在しません。
誰にでも、潜在的な能力はあります。
ただ、目的に応じて十分に能力を発揮することがむずかしいだけなのです。
 潜在的な記憶力や集中力を開発するためのプログラムづくりについてご説明しましょう。
 
リラクゼーションのイメージ
過去のプラス・イメージ
@記憶力・集中力を使う対象に関するプラス・イメージ
A記憶力・集中力を発揮した時のイメージ
未来のプラス・イメージ
 リラクゼーションのイメージを決める‥リラクゼーションのイメージが潜在意識の扉を開く
 まず最初に、リラクゼーションの基本となるイメージを決めましょう。
あなた自身の過去の体験の中で、もっともゆったりとくつろげた時のことを思い出してください。
一般的には、次のようなイメージが考えられるでしょ、つ。
●お風呂からあがって椅子に座り、ゆったりとくつろいでいる。
●きれいな芝生の上で椅子に座り、ゆったりとくつろいでいる。
●自分の部屋で好きな音楽に耳を傾けている。
 こうしたイメージをいくつか思い出し、さらにその中から、もっともくつろげそうなものを選ぶといいでしょう。
当然、ボディ・ワークをした後のポーズをイメージしてもかまいません。
 要は、自分にとってもっともぴったりくるイメージを選ぶことが大切です。
 ただし、次のような光景は、リラクゼーションのイメージとしてはふさわしくありません。
●静かな公園をジョギングしている。
●恋人と二人で肩を寄せ合い、公園のベンチに腰かけている。
●ふとんの中で寝転んでいる。
 なぜ、これらのイメージが好ましくないのか、わかりますか。
まず、公園のジョギング・・・静かな公園をジョギングすれば、誰だって気分がよくなります。
 だから、リラクゼーションのイメージとしてもふさわしい気がするかもしれません。 
  しかし、ジョギングには当然「動き」の要素が含まれています。
 頭の中のイメージだけに集中しなければいけないイメージ・コントロール法においては、そうした「動き」の要素が集中の邪魔になってしまうわけです。
「散歩する」くらいの動きまでが許容される範囲でしょう。
 また、「恋人と二人きり」のイメージには、どうしても「性的」な要素がつきまといます。
性的な要素もまた、イメージ・コントロールにおいては邪魔になります。
⇔あやめ