☆☆★生命エネルギーの話です☆☆★
アインシュタインが相対性理論の中で、粒子が光より早く移動することは不可能であると主張してから、一般には光より早いものはないと思われてきました。しかし千九百六十四年、物理学者のJ・S・ベルはベルの定理と呼ばれる数学的な証明を発表しました。それは、原子未満の粒子は互いに空間と時間を超越する何らかの方法で関連していて、一つの粒子に起こったことは他の粒子にも影響を与える、という概念を数学的に証明するものでした。
彼の証明が意味するところは、粒子の相互影響は即時に起きるもので、伝達のための「時間」を必要としないこと、言い換えれば「光速を越えるもの」の存在を示しゅんしたものでした。そして、この定理は現在では物理学の実験でも支持されているのです。また、これは五次元世界の存在の理論的な証明でもあり、遠隔療法(空間を超えて治療や癒しのためのエネルギーを送ること)の理論的な可能性を示したものでもあるのです。
そしてこのことは佐々木茂美電気通信大学名誉教授の東京から北京間の気を送る実験でも確かめられていますし、私たちの研究でも、遠隔療法が可能であることが再三確認されているのです。
みなさんはホログラフィーという立体映像をご存じでしょう。この映像はホログラムや写真録画をレーザーかコヒ−レント光線の中に置くと三次元的な立体映像として像が浮かび上がるものです。そして最も注目すべき特徴は、すべての小片(ピ−ス)がホログラム全体のイメージを包含していて、どの小片をとっても全体像をそっくりそのまま再構成することができるということです。
詳しい議論は専門書に譲るとして、早い話が写真をとって記録したフィルムを小さなたくさんの小片にしたとき、どの小片を取り上げて複製しても、もとの実物の全体像が立体的に映し出されるということです。
物理学者デビット・ボーム博士は、宇宙構造は、このホログラフィー的な構造に似ていると最近になっていい始めました。
つまり、部分的な宇宙は、全体的な宇宙を包含しているというのです。そして、宇宙を個別の独立したものとして分離させながら考える古典的な科学の方法では、これ以上の物理学的な進歩を期待することはできないと話しています。また、脳の研究で有名なカ−ル・プリブラム博士は、脳の深層構造は本質的にホログラフィックであると結論付けています。
脳は視力、聴力、味覚、臭覚、及び触覚をホログラフィックに組み立てていると主張しているのです。脳のどこかに記憶されていた情報は脳のシステム全体に伝達され、従って一つの断片から情報全体を生み出すことができるというのです。このことはする交通事故などで脳の一部を損傷したような時に、その場所に記憶されていると思われる記憶がなくなってしまうのではなく、リハビリするとともに思いだされることからも、プリブラム博士の考えかたの正しいことが推測されます。博士は脳だけではなく宇宙も同じようにできていて、時間と空間を超越したホログラフィックに情報を取り出すことができると主張しているのです。この考えかたからすると、情報は伝達される必要はなく、潜在的にどこにでも同時に発生することができるということになります。心理学者のユングという人は「集合無意識」という考え方を主張した人でした。人間の意識は表面的に各自が固有のものとして持っているが、無意識の世界ではすべての人々がつながっているという考え方です。そして最近になってわかってきたことは、そのつながりは人間だけに限らず、動物から、植物、そして微生物などのあらゆる生物から、生命を持たない鉱物や山や雲や宇宙にあるすべてのものがつながっているということです。
宇宙がホログラフィックにできているとすれば宇宙の一部である私たちにも宇宙の情報のすべてが蓄えられていることになります。ですから、自分自身を知るということはそのまま宇宙のすべてを知ることにもなります。
そして、その手段として瞑想があり、瞑想中は脳波がシ−タ−波(四から七ヘルツ)やアルファ波(八から十三ヘルツ)になることがわかっています。ものごとのつじつまはよくあうもので、地球を取りまいている空気層の周波数も、晴れている日だと大体七から十四ヘルツなのです。ですから瞑想中は脳が宇宙の周波数とも共鳴し、宇宙のすべてを知ることができると考えることもできます。そのすべての情報つまり宇宙の秩序や法則までをも包含しているものが、「生命エネルギー」であると思われるのです。
このことは瞑想に熟達をするか、人生を真剣に考え続けた時に直感的にわかることでもあるのです。ここに何人かの学者の考えを商会したのは、直観的に知ることができるものの裏付けとして最先端の科学的思考や実験のいくつか知ってほしいと考えたからです
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