赤穂線 相生〜東岡山間 57・4kmへ ← 115系
車両は115系がメインで,相生方で山陽本線から直通する快速・新快速列車には223系や221系が使用されている。221・223系の運用範囲は相生から備前片上まで。岡山方の区間列車もラッシュ時には備前片上まで延長され115系に加えて「サンライナー」用の117系も使用される。
赤穂線相生〜東岡山間57・4kmは山陽本線経由の57.9kmと距離的には互格。全線単線の悲しさで途中に峠越えの介在する山陽本線よりも所要時間がかかり全線を直通する乗客は少ない。
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列車の運転系統としては相生〜岡中間の直通列車が1時間ヘッドで走り,この他に相生〜播州赤穂間と長船〜岡山間に各々1時間ヘッドで設定されているので両端の区間では30分毎の運転となっている。
相生方では日中を除くと快速・新快速として長浜などヘ直通している

相生 あいおい(明治23年7月10日)兵庫県相生市本郷町
西相生 にしあいおい(昭和26年12月12日)兵庫県相生市千尋町
坂越 さこし(昭和26年12月12日)兵庫県赤穂市浜市
播州赤穂 ばんしゅうあこう(昭和26年12月12日)兵庫県赤穂市加里屋
天和 てんわ(昭和38年5月1日)兵庫県赤穂市真鳥和
備前福河 びぜんぶくかわ(昭和30年3月1日)兵庫県赤穂市福滴
寒河 そうご(昭和37年4月1日)A岡山県和気郡日生町寒河
日生 ひなせ(昭和30年3月1日)岡山県和気郡日生町審河
伊里 いり(昭和33年3月25日)岡山県備前市穂浪
備前片上 びぜんかたかみ(昭和33年3月25日)岡山県備前市東片上
西片上 にしかたかみ(昭和38年5月1日)岡山県備前市西片上
伊部 いんべ(昭和33年3月25日)岡山県備前市伊部   駅舎に備前焼伝統産業会飴を併設。
香登 かがと(昭和37年9月1日)岡山県備前市香登西
長船 おさぶね(昭和37年9月1日)岡山県邑久郡長船町福岡
邑久 おく(昭和37年9月1日)岡山県邑久郡邑久町山田庄
大富 おおどみ(昭和37年9月1日)岡山県邑久郡邑久町大宮
西大寺 さいだいじ(昭和37年9月1白)岡山県岡山市西大寺上2丁目
大多羅 おおだら(昭和37年9月1日)岡山県岡山市大多羅町
東岡山 ひがしおかやま(明治24年3月18日)岡山県岡山市土田
赤穂線(あこうせん)は、兵庫県相生市の相生駅と岡山県岡山市の東岡山駅の間を瀬戸内海に沿って結ぶ。相生〜播州赤穂間が大阪近郊区間に含まれ、山陽本線から新快速列車などが播州赤穂駅まで乗り入れる。
線距離(営業キロ):相生〜東岡山間 57.4km  軌間:1067mm  旅客駅:19駅(起終点駅含む)
貨物駅:1駅(西浜駅)  複線区間:なし(全線単線)
伊部周辺には備前焼の窪元が数多くある。
伊部駅の駅舎は、そんな立地条件を生かし、備前焼伝統産業会館を併設して改築された。ここでは常時1000点以上の備前焼が展示即売されている。ちょっと,途中下車してみたい。伊部駅は「備前焼伝統産業会館」を兼ねる。この地域には、有年〜播州赤穂間の赤穂鉄道と、西大寺〜後楽園間の西大寺軌道(後の西大寺鉄道、両備バス)という二つの軽便鉄道が存在したが、両社の路線とも赤穂線の開業に伴い廃止された。赤穂線は船坂峠(上郡〜三石間)という難所を抱える山陽本線の代替線として建設された路線であり、戦前の新幹線計画である弾丸列車計画では、赤穂線に並行して同幹線を建設する予定であったといわれる。しかしながら、赤穂線の全通時点で山陽本線の電化が完了し輸送力の増強が終わっていた一方、赤穂線自身は単線・一部非電化での全通であったため、当初想定されていた「山陽本線の輸送力を補う代替路線」ではなく、「地域住民のためのローカル線」という存在での開通となってしまった。その後赤穂線も全線が電化されたものの、現在に至るまでローカル線という存在に変わりはない。
1975年3月10日の新幹線博多開業前には、当路線を経由して大阪と呉や九州を結ぶ優等列車(急行「安芸」・「つくし」など)が存在したが、新幹線開業とともに廃止され、それ以降定期の優等列車は設定されていない。
1951年(昭和26年)12月12日 - 国鉄赤穂線 相生〜播州赤穂間が開業。
1955年(昭和30年)3月1日 - 播州赤穂〜日生間が延伸開業。
1958年(昭和33年)3月25日 - 日生〜伊部間が延伸開業。
1961年(昭和36年)3月30日 - 相生〜播州赤穂間が電化。
1962年(昭和37年)9月1日 - 伊部〜東岡山間が延伸開業し全通。
1969年(昭和44年)8月24日 - 播州赤穂〜東岡山間が電化され全線電化。
1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道が承継。
1996年(平成8年)3月16日 - 夕通勤時間帯にも新快速を新設。
2004年(平成16年)10月16日 - 播州赤穂〜岡山間の一部の列車でワンマン運転開始。
2005年(平成17年)3月1日 - 昼間時間帯にも新快速を新設。

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