福塩線は福山〜府中間が単線・直流電化区間,府中〜塩町間が単線・非電化となり、府中で運転系統が分かれている。塩町からは全列車が芸備線へ乗り入れ三次まで直通運転。区間列車としては朝ラッシュ時の吉舎〜三次や府中〜河佐などの系統がある。 車両は電化区間では105系と115系だが105系にはワンマン仕様車と非ワンマン車の運用がある。非電化区間はキハ120型がメインだが,通学対策で三次→吉舎間に運転されている列車のみキハ47型の2両編成が運用されている。神辺で接続している第三セクターの井原鉄道からも3往復の列車が福塩線へ乗り入れており,いずれも福山〜神辺〜清音〜総社間の運転となっている。車両は井原鉄道のIRT355型が使用されている。 |
||||||||
元気のでる館広島 > 中国地方のローカル線 > 福塩線 駅 福山 ふくやま(明治24年9月11日)広島県福山市三之丸町 備後本庄 びんごほんじょう(昭和15年2月1日)福山市本庄町中 横尾 よこお(大正3年7月21日)広島県福山市横尾町 神辺 かんなべ(大正3年7月21日)広島県深安郡神辺町川南 湯田村 ゆだむら(大正3年7月21日)広島県深安郡神辺町徳田 道上 みちのうえ(大正3年7月21日)広島県深安郡神辺町道上 万能倉 まなぐら(大正3年7月21日)福山市駅家町万能倉 駅家 えきや(大正3年7月21日)広島県福山市駅家町倉光 近田 ちかた(大正3年7月21日)広島療福山市駅家町近田 戸手 とで(大正3年7月21日)広島県芦品郡新市町戸手 上戸手 かみとで(大正3年7月21日)広島県芦品郡新市町戸手 新市 しんいち(大正3年7月21日)広島県芦品郡新市町新市 高木 たかぎ(大正3年7月21日)広島県府中市高木町 鵜飼 うかい(大正3年7月21日)広島串県府中市鵜飼町 府中 ふちゅう(大正3年7月21日)広島県府中市府川町 下川辺 しもかわべ(昭和13年7月28日)広島県府中市篠根町 中畑 なかはた(昭和38年10月1日)広島県府中市河佐町 河佐、かわさ(昭和11年7月28日)広島県府中市久佐町 備後三川 びんごみかわ(昭和13年7月28日)広島県世羅郡甲山町伊尾 駅舎に町の集会所を併設。 備後矢野 びんごやの(昭和13年7月28日)広島県甲奴郡上下町矢多田 上下 じょうげ(昭和10年11月15日)広島県甲奴郡上下町上下 |
||||||||
福塩線(ふくえんせん)は、広島県福山市の福山駅から広島県三次市の塩町駅に至る。 105系・キハ23・45系・キハ40系 福山と芸備線の塩町を結ぶ路線。府中までは両備鉄道時代に電化、その先は非電化で、ローカル色もたっぷり味わえる。福山平野を走り、気動車にバトンタッチ。 路線距離(営業キロ):78.0km 軌間:1067mm 駅数:27駅(起終点駅含む) 複線区間:なし(全線単線) 電化区間:福山〜府中間電化(直流1500V)、府中〜塩町間非電化 運転系統は電化区間と非電化区間の接続点である府中駅で完全に分断されている(以前は福山駅から三次駅行の定期列車が2往復設定されていた他、芸備線・木次線経由三井野原駅行きのスキー列車の設定があった)。そのため、鉄道ファンの間では、電化区間を福塩南線、非電化区間を福塩北線と通称している。両区間とも普通列車のみの運転であり(一時期、快速列車の設定があったが施設上の問題で効果が十分でなく廃止された)、朝夕は4両編成・車掌乗務での運転で、日中は全ての列車が2両のワンマン運転となっている。電化区間の車両は、主に岡山電車区の105系、115系が使われている。2006年3月のダイヤ改正以降は、105系の一部運用に同区の103系が充てられることもある。福山〜府中間の運転が基本であり、毎時1〜2本の列車が設定されているが、万能倉駅折り返しの列車も設定されている。福山〜神辺間では井原鉄道井原線からIRT355形気動車が乗り入れる。非電化区間は、気動車がワンマン運転を行っているが、全列車が線区の終点である塩町を越えて芸備線の三次まで乗り入れている。この区間は全列車が広島運転所のキハ120形気動車による運転となり、昼の1往復は奇数月の第3日曜日に運休する。 トイレが設置されていない列車があったが、2007年には全便に設置された。 1914年(大正3年)7月21日 - 両備軽便鉄道 両備福山〜府中町間(22.0km)が開業。軌間762mm。 1922年(大正11年)4月9日 - 両備軽便鉄道高屋線として神辺〜高屋間が開業。 1926年(大正15年)6月26日 - 両備軽便鉄道が両備鉄道に改称。 1927年(昭和2年)6月25日 - 両備福山〜府中町間電化(直流750V) 1933年(昭和8年)9月1日 - 両備鉄道の両備福山〜府中町間が国有化、福塩線となる。 1933年(昭和8年)11月15日 - 福塩南線に改称。 1935年(昭和10年)12月14日 - 横尾〜府中町間を軌間1067mmに改軌(-0.2km)。福山〜横尾間を新線に付け替え (+1.8km)、既設の福山駅に乗り入れ。 1933年(昭和8年)11月15日 - 福塩北線 田幸(現在の塩町)〜吉舎間(10.7km)が開業。三良坂駅、吉舎駅開業。 1934年(昭和9年)1月1日 - 田幸駅を塩町駅に改称。 1935年(昭和10年)11月15日 - 吉舎〜上下間(17.0km)が延伸開業。 1938年(昭和13年)7月28日 - 府中町〜上下間(28.1km)が延伸開業し全通。福塩南線が新規開業区間と福塩北線(塩町〜上下間)を編入し福塩線に改称。 1954年(昭和29年)4月10日 - 府中町〜下川辺間電化。 1981年(昭和56年)2月11日 - 105系が運用開始。この結果当線に残っていた70系は同年3月1日で運用終了。 1986年(昭和61年)11月1日 - 全線の貨物営業廃止。 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道が承継。 1989年(平成元年)4月20日 - 河佐〜備後三川間を新線に付け替え (-1.4km)。 1991年(平成3年)4月1日 - 府中〜塩町(〜三次)間でワンマン運転開始。 1992年(平成4年)3月14日 - 福山〜府中間でワンマン運転開始。 1999年(平成11年)1月11日 - 井原鉄道井原線からの片乗り入れ開始。 |